前下がりショート・ボブをオススメする理由
最近暖かくなってきたせいか、髪を切りたい系のお客様が増えてきています。特にアラフォー辺りのお客様にオススメしているのがミディアム〜ボブ・ショートのグラデーションですが、理由としてボリュームが出にくくなってきたというお悩みを多く耳にするので、それならばということでボリュームの出しやすいレングスを提案しています。
前下がりのススメ
特にこのような前下がりのシルエットはかなり有効なスタイルなのです。例えば、
- 襟足をギュッと締めて華奢な首を演出
- 後頭部にリッチなボリューム
- 日本人に足りない奥行きのあるヘア
などの利点があります。
このお客様は鎖骨レングスのボブですが、彼女も猫っ毛でボリュームが出にくいのが悩みです。そこでトップにボリュームを持たせる為にグラデーション(レイヤーではありません)を入れフンワリ見せます。するとかき上げただけでこのボリュームが出ます。(同時にハイライトやパーマも効果的です)
下手くそな図解で失礼します。。
例えば僕の理論では全体のバランスを見てどこにボリュームを持たせるかが重要なのですが、逆に言えばどこを削ればいいか、という事も出来ます。
サイドから見たシルエットをアゴ先のレングスで正方形に捉えます。
上にボリュームが欲しい場合、単純にトップをふっくらさせるようなカットやパーマや仕上げをするのが一番最初に頭に浮かぶと思うのですが、
例えばこのウィッグのような場合、サイドのレングスの前下がりボブに対して耳から下の部分を削る事により上がボリュームが出て見えるようになるのです。
『山』というのは連続で連なっているのではなく、その隣は必ず『谷』が存在しています。ですのでその頂点さえ決まればそこから下を削ってあげれば必然的にそこが一番高くなるのです。
もちろんトップにカーラーを巻いたりパーマをかければ早いのですが、それがイヤだとか自分で出来ない方にはカットでピークを作ってあげることでかなりサポートしてあげられるのです。
ちょっと小難しい話になってしまいましたが、髪のボリュームにお悩みの方、今すぐ駆け込んで来てください!
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