形見で伝える技術
先日ingデザインラボの第3回目を開催しました。テーマはベリーショート+刈り上げ。暖かくなるこれからのシーズンに多くなるメンズヘアです。
『何となく』から『何故なら』に繋がること、そしてとにかく考えることをテーマにしたのがこのラボなのです。
最初のガイドをどこから切り始めるか、そしてそれは何故なのか。アウトからインに向かうコームの動かし方。固定刈り、すくい刈り、扇形回し刈り。時短テク。シザーとトリマーでの刈り上げの特徴。セニングと直バサミの使い方など、みっちりの2.5hでした。
僕がこのラボで散々口にするのが、切ることより考えろ、ということです。ハサミを入れる前に考え抜いてハサミを入れましょうと伝えています。
刈り上げを教わったのが床屋さんから美容師に転身した方だったのですが、後に形見になるシザーまで頂いた方はもうこの世にいません。でもその刈り上げ魂はこうやって僕が伝承して生き続けて行くのだなと。多田さん、僕も人に教えられるくらいにはなりましたよ。多田さんイズム伝え続けていきますね!
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