靴ばっかり見つめる音楽とは
突然ですがシューゲイザーってご存知でしょうか?80年後半~90年前半あたりにイギリスで発生したロックのくくりの一つなのですが、直訳するとシューshoesをgaze見つめる人という、ハ??な感じですよね。どんな音楽かというならばまずシューゲイザーといえば的なmy bloody valentine(通称マイブラ)のアルバム【Loveless】をザッと聴いてみて下さい!
お聴きになるとまずはノイズのようなエフェクトばりばりのギターの音というか壁というか、圧倒される音圧が飛び込んて来ると思います。ギターの音色を変える装置をエフェクターと言うのですが、このジャンルのギタリストの足元にはズラーッと音響系のエフェクターが並んでいてしょっちゅうそれを踏んでいるので観客から見たらずっと足元を見ているように映り、それがシューゲイザーの由来になったようです。
ジャンルというよりこの辺りの音をカテゴライズした一つのくくりなのですが、僕がハードロックやパンクを聴き始めた頃(メインストリーム系)、アンダーグラウンドではこういった音が熱狂的なファンを増やしていました。当時はスピード感やバイオレンス的な要素の方がカッコよく感じていたのでこっちの音はなんとなくぬるく感じたというか。でもその時代に(中高生あたり)聴いた音楽ってずっと自分の中に影は残していくんですよね。それが歳を取って色んなものを吸収すると突然思い出したように欲するというのが最近よく起こるリバイバルブームなのです。
同じ時期のアメリカで発生したグランジのソニックユースやニルヴァーナ、ジェーンズアディクションなどもシューゲイザーのような歪んだカオスな音作りをしていますが、グランジにはもう少し暴力的な要素も含まれます。それに対してシューゲイザーは結構メロディーがキレイなんですよね。彼らが活躍したのは80年代後半〜90年前半と同じ時期ですのでお互いに自然と影響は受けているのだと思います。
そしてそんなシューゲイザーにもろに影響を受けたこんなアーティストのこんな曲。
ついでにもう一丁、ハウリングギターから始まる名曲。
もともとスピッツもコッチ系からスタートしてるんですよね。ポップなイメージかと思いますが人に歴史ありです。同じ時代に生まれて同じ時代に生きていても耳に入る音楽は様々で、それによって出来上がる音の好みも人それぞれ。『この音好きだなぁ』と思ったアーティストがいたらルーツをたどっていくのも面白いですよね。もしかしたら意外なところで意外な繋がりが発見できるかもですね。
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