低温でかけるデジパー インナーカラー
元々が直毛でボブにするとストーンとしてしまうお客様です。
お子さんもいてお仕事もされているのでとにかく時間がない!との事で、直毛であれば是非デジパーをオススメしますと。
通常よりも低めの温度でかけるデジパーはとにかく弾力に富んで自然なボリュームと動きが出しやすくなっています。
カラーは耳上のセクションをブリーチで抜いた後、ブルーアッシュをかぶせてアンニュイなトーンで見せました。ブリーチもタイムや薬剤の強さを計算し、必要以上にダメージを与えないように注意しています。
今回のスタイルはベースカットをブラントでしっかり切った後に毛先をチョップカットで柔らかくし、毛量調節は極力必要最小限に留めました。再現性やボリューム感やツヤというのはカットに密接していて、その場しのぎのカットでは絶対に完成しません。
柔らかさといえばデジパーで髪が硬くなってしまったというお話もよく耳にしますが、例えばのお話。
お肉を高温の鉄板に乗せて焼くと表面は硬くなりますね。あとは時間を調節してどれくらい火を入れていくか。逆に低温でじっくりと火を入れたお肉(コンフィなど)は柔らかくジューシーですよね。
何が言いたいかというと、髪もお肉もタンパク質で出来ているので同じような原理が通用するということです。ただ低温で火を入れるのではなく、時間の管理や薬剤のジャッジなども加味されていくのですが、それらがドンピシャで合わさった時に完璧な柔らかいデジパーが完成します。
今までにあまり上手くいかなかった方も是非ご相談ください。
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