お寿司 川奈 イルカ浜
小室山で汗かいて遊んだらお腹が減ったので下ってすぐの地元じゃそこそこ知られた回るお寿司屋さん『伊豆太郎』へ。
海沿いの街では魚介が食べたくなることが多いかと思いますが、伊豆でも美味しいお店とそうじゃないお店があります。伊東〜伊豆高原の間なら下手なお店に入るよりこちらの回るお寿司屋さんをオススメします。
まずは駿河湾地魚三種。桜エビ・生シラス・真あじ。
静岡県は横に長く、伊豆半島を挟んで東が相模湾、西が駿河湾と呼ばれています。駿河湾は一気に深くなっていて深海魚などが有名なのですがその他にも桜エビも有名なのです。
かき揚げやお好み焼きには欠かせない桜エビですが、世界中でもこの駿河湾の由比(ユイ)でしか獲れないのです。
まぁココだけの話、シラスも桜エビも火が入ってる方が美味しいのですがww
こちらは太刀魚。ムニエルや干物では食べたことがありましたが生では初めてでした。思ったよりも歯応えがあって割とアッサリしていました。
ホッキ貝。
赤貝。
貝類は苦手な人も多いですが、臭みはなく新鮮な磯の香りが抜群でした。
椀ものはフノリの味噌汁。稲取ではフンノリとも呼んだりしますが、プチプチという歯応えとこれもやはり鮮烈な磯の香りで、子供の頃は海に行ってスーパーの袋一杯に採って来たものです。これも僕にとってはソウルフードです。伊豆へ行かれた際には是非お試しください!
最後はもう一度アジで締めました。やはり地魚は美味しい!奥さんは僕よりたくさん食べてましたww
食後は海を見ようとホテルの方から聞いた川奈の海【イルカ浜】へ。場所は小室山のすぐ下です。
とにかく小さな漁港です。稲取と川奈は場所は違えどやはり同じ伊豆の雰囲気が漂い、僕自身初めて来たのに懐かしさすらありました。
砂浜では無く砂利の海岸は水が澄んでいて綺麗でした。冬の海も風情があって良いですよね。
そして海が大好きな息子はといえば毎年数回泳ぎに行くので海=泳ぐなよ図式らしく、『全部脱いで泳ぎたい!』の一点張りww
説得しきれず奥さんも足だけ浸かることに。手を一瞬でも離せば飛び込みそうな勢いなのでヒヤヒヤでしたww
この日は風もなくとにかく暑いくらいの天気でしたので砂浜に裸足でいても大丈夫そうでした。夏以来の海の感触を楽しんだ息子も大満足でした。
余談ながら、こちらのイルカ浜について。
その昔伊豆ではイルカ漁が盛んに行われていて、僕の地元稲取でもおばあさんや母の世代には実際にやっていたようです。その当時としてはタンパク源であっただろうし当たり前に行われていた漁の一つだったようです。実際に僕が子供の頃には『魚屋さん』にイルカの切り身が売っていたり実際に食べたこともあります。時代は変わり、現代ではイルカやクジラなどの漁について批判の声が多くなりさすがに伊豆あたりでもわざわざ漁をしていることはないようです。きっとこちらの浜でもかつてそういった背景があったのだろうと思うのは伊豆出身の僕だからでしょうか。
ついでに余談の余談。稲取でキンメダイの漁師をしている同級生がいます。何百メートルもある仕掛けを海に流し深海にいるキンメダイを釣るのですが、そこにはイルカとの問題も挙がってくるそうです。というのも、頭のいいイルカたちはその仕掛けの餌を食べてしまったり、挙句にはその針に食いついて仕掛けをぐちゃぐちゃにしてしまったりするそうで、友人にとっては『害獣』なのだとか。
畑や田んぼを荒らすシカやイノシシ同様、ある人にとっては害獣であることには変わりありません。某地域では犬や猫まで食べられているという事実もあるようですがまたややこしくなるのでこの辺で。
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