カミの話(髪と紙)
美容師といえば髪。ですので無理やりですが髪と紙をかけて小咄を一つ。
雑誌が重い
うちは美容室ですのでたくさんの雑誌を用意しています。ティーン誌からマダム向けから男性誌もありますが、基本的に届いた雑誌全て目を通しています(これも仕事の一つだと思っています)。
お客様と話しているとよく耳にするのが『雑誌は重いからシンドイ』。一時期はどの雑誌でも付録を付けたりしていましたが、その頃に比べればだいぶ薄くなった気もしますがそれでもやはり重いとは思います。
例えばイタリアンVOGUEやELLE、Wなど洋書を手に取ってみるとまず気づくのが紙質とインクです。センスはもちろん素敵なのですが日本の雑誌と比べるとペナペナでインクもやや粗く光沢も少ないです。日本の雑誌はプリント技術以外にも紙の質にもこだわりインクのノリやページをめくる時の手触りも重要なのだそうです。そうやってこだわった結果、自然と厚みと重さが増してしまうのだと思います。雑誌でなくとも日本の文庫本と海外のペーパーバッグを比べても一目瞭然ですよね。今ではウェブマガに移行しつつある雑誌業界ですが、個人的には音楽も雑誌も断然アナログ派です!やはり手触りとインクの匂いは最高です。
というわけで長くなったのでもう一つのネタはまた次回に。
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