春髪は低温で掛けるコスメデジパー
パーマをかける時に使う薬剤には大きく分けて二種類あります。今まで通りのものと化粧品として登録されているコスメパーマと呼ばれるものです。
コスメ系の大きな特徴として、強さは従来のものよりもやや弱め(傷まないわけではありません)、弾力があり仕上がりが柔らかくなります。これは逆に言えばしっかりとリッジの効いたパーマには向いていません。
そのような理由から求める質感によって美容師さんが薬剤をジャッジします。
そして僕の得意なデジパーの特徴としてかなり低温でじっくり加温していきます。
これにも理由があり、髪の毛や爪、皮膚はタンパク質から作られています。魚や牛肉などもタンパク質ですね。ではこれを強火で一気に加温したらどうなるかというと、表面は焦げて硬くなり下手をすると内側にまで火が通らない場合もあります。どうしたら柔らかく仕上がるか。それは温度に秘密があります。
タンパク質にはある温度を境に変性してしまう特徴があります。その温度に至らないようにじっくりじっくりと加温していくと柔らかくしっとりとした質感になります。コンフィという調理方法からヒントを得たのですが、この低温のデジパーとコスメ系の薬剤の相性が抜群に良いのです!
コスメ+低温=柔らかシットリ
少し小難しい話になってしまいましたが、今まで味わったことのないしっとりとした質感のデジパーはいかがでしょうか?是非一度お試しください!
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