お子様カットも家族となると…



我が家のもうすぐ4歳になる息子は両親に似て髪が細く少なめです。初めてカットしたのも1歳と11カ月。それ以後も伸びるスピードが速くはないので伸びたら切ってといった具合でまだ数回しかカットしていません。


それには伸びるスピード以外にも理由がありまして、どうやら僕にカットされるのがどうも苦手だったようで。ある日何の脈絡も無しに『パパがチョキチョキする時のウーンが嫌だったの』と。ウーンとはバリカンの小さいやつで、動く息子を手早くカットするべく、バリカンでパパッとカットしていたのですが、どうもアレが苦手だったようで。


美容師のパパだといつでもカットしてもらえていいね!なんて言われるのですが、トンデモございません。カットする一月前から裏工作が必要なのです。




『そろそろ髪が伸びて来たからチョキチョキしようね!』

から始まり、

『一瞬で切っちゃうからね!』

や、

『恐竜観ながらチョキチョキしようか』

とか、




『ウーンもすごく静かなのを使えば大丈夫かな?』

など、


前々から色々と吹き込んで当日を迎えるわけです。






そうやって迎えた当日。ガレージでカット開始するも5分で飽きられ、何とか丸め込んで汗ダクになって切り終えれば左右のバランスが悪いとか前髪をもっと切りたいなどと、美容師的な不満が残るのです。





先生や周りの父兄は僕が美容師さんだというのを知っているので適当で済ませる訳にはいかないのです。





そんなこんなで次の日の朝、機嫌を見計らってもう一度ウーンとハサミで最終チェック。2日かけてようやく息子のカットが終わったのです。


親じゃなければもっとスムーズに切らせてくれるのかもしれないです。でもお前が他所で切りたいというまではパパに切らせてね。

【10101】 ~神楽坂のマンション型ヘアサロン~

神楽坂の路地裏マンションの一室に構えるヘアサロン【10101】代表の大森です。約30年間、表参道・青山・原宿エリアでキャリアを重ねてきました。自身のエイジングとともにお客様との関係も変化してきたと思います。皆さまに寄り添いながらも一歩先を歩きお客様がキラキラと輝ける毎日を過ごしていただけるきっかけを作ります。ここでは日々の出来事やビューティーについて、主に頭の中のアウトプットとして綴っていきます。

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